1986年の天候と作柄
カベルネ・ソーヴィニヨ79%
メルロー18%
カベルネ・フラン3%
1986年は収穫前のブドウの成熟期、非常に乾燥して気温の高いヴィンテージになりました。これにより、健全で凝縮度が高い上質のブドウが育ちます。収穫では、ブドウは全て手摘みし、房が潰れないよう容量が15kgの小型コンテナーに入れます。収穫時には厳しく選果を重ねて上質のブドウだけを摘み、醸造所へは質の高いブドウを搬入しました。収穫は9月15日に始まり、同月26日に完了しました。
醸造と熟成
オルネッライアの醸造施設が完成するまで、仮の醸造所として、サン・グイードのセラーで醸造しました。 アルコール発酵とスキン・コンタクトは、40ヘクトリットルのステンレス・タンクを使い、13日間かけました。アルコール発酵が完了した直後、マロラクティック発酵を実施します。その後、1987年2月から1988年6月まで(17ヵ月間)、225リットルのフレンチ・オークのバリック樽で熟成させました(新樽が60%、1年使用の樽が40%)。その後、ボトルに詰め、更に12ヵ月間の瓶内熟成を経て、市場にリリースしました。
RATINGS
Wine Spectator 92