オルネッライア 2022は、ワインと芸術の融合である「ヴェンデミア・ダルティスタ」の第17回目のヴィンテージです。同ヴィンテージの特徴を表す言葉として、「ラ・デテルミナツィオーネ（決意）」を選びました。ヴィンテージの困難な時期を決断と勇気で乗り越えたことを表現しています。
このテーマで芸術作品を制作するのは、カメルーンの現代芸術家、パスカル・マルティン・タイユーです。

カメルーン出身の現代芸術家。世界的に評価が高く、特定の技法やテーマに偏らない多様な作品を発表しています。
作品は広範囲に及び、全てタイユ―自身の経験に深く根ざしています。作品はカメルーンの文化を表現しており、人間と自然の間に繊細な対話を生み出すと同時に、社会、文化、政治をそのまま映しています。タイユ―の手法は　　エネルギーに溢れ、さまざまな方法を柔軟に取り入れており、固定概念に捕らわれることはありません。作品には、旅と出会いの要素が強く表れ、異なるものとの関係性を直感的、かつ、自然に表現しています。

オルネッライア 2022の「ラ・デテルミナツィオーネ」の本質を理解するため、タイユ―は色彩の質感と生命の自由さを軸とした創造的なアプローチを取りました。
　750mlボトルのラベルには、たくさんの色で描いた同心円をデザインし、さまざまな要素が結集・一体化して生まれるエネルギーと力を表現しています。
　ダブルマグナム・ボトル（３リットル）では、乾燥した砂漠の亀裂から力強く成長する植物の写真を加工し、「決意」の視覚的な要素を前面に出しました。
　アンペリアル・ボトル（６リットル）、および、サルマナザール・ボトル（９リットル）は、極彩色の再生布地で制作したパッチワークで覆い、困難を乗り越える喜びと勝利を表現しています。