1990年の天候と作柄
カベルネ・ソーヴィニヨ82%
メルロー14%
カベルネ・フラン4%
1990年は8月に適度の雨が降り、収穫前のブドウの熟成期の後期に気温が上がったヴィンテージでした。収穫では、ブドウは全て手摘みし、房が潰れないよう容量が15kgの小型コンテナーに入れました。収穫は9月1日に始まり、同月20日に完了しました。収穫時には厳しく選果を重ねて上質のブドウだけを摘み、醸造所へは質の高いブドウを搬入しました。糖度を表すブリックス度は22から24.5となっています。
醸造と熟成
収穫したブドウは除梗した後、柔らかく破砕して発酵させました。発酵は、一部は木の発酵槽で、残りはステンレス・タンクを使います。発酵と、その後のスキン・コンタクトは15日から20日間に及びました。ワインを澱引きした後、フレンチ・オークのバリック樽に入れてマロラクティック発酵させます。その後、1991年2月から1992年4月まで(15ヵ月間)、フレンチ・オークのバリック樽で熟成させました。バリック樽は、新樽が40%、1年使用した樽が60%です。ボトルに詰め、更に16ヵ月間の瓶内熟成を経て、市場にリリースしました。
RATINGS
Wine Advocate 92
Wine Spectator 96
Antonio Galloni 94