1988年の天候と作柄
カベルネ・ソーヴィニヨ80%
メルロー16%
カベルネ・フラン4%
1988年はブドウの発芽期から成熟期を迎えるまで、全体に日照に恵まれ、特に8月には何度か最高気温に達しました。収穫では、ブドウは全て手摘みし、房が潰れないよう容量が15kgの小型コンテナーに入れました。収穫時には厳しく選果を重ねて上質のブドウだけを摘み、醸造所へは質の高いブドウを搬入しました。メルローの収穫は9月14日に始まり、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランは9月20日から開始しました。
醸造と熟成
収穫したブドウは除梗した後、柔らかく破砕して発酵させました。発酵は、一部は木の発酵槽で、残りはステンレス・タンクを使います。発酵と、その後のスキン・コンタクトは15日から20日間に及びました。ワインを澱引きした後、フレンチ・オークのバリック樽に入れてマロラクティック発酵させます。その後、1989年6月から1990年4月まで(11ヵ月間)、フレンチ・オークのバリック樽で熟成させました。バリック樽は、新樽が40%、1年使用した樽が60%です。ボトルに詰め、更に16ヵ月間の瓶内熟成を経て、市場にリリースしました。
RATINGS
Wine Advocate 93
Wine Spectator 93
Antonio Galloni 92