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オルネッライア2015 イル・カリズマ(偉人)

オルネッライア2015の特徴を表す言葉として選んだ「イル・カリズマ(偉人)」をモチーフに、芸術作品を担当したのが南アフリカ出身の芸術家、ウィリアム・ケントリッジです。第10回目となるヴェンデミア・ダルティスタの作品として、ケントリッジはオルネッライアの構内にインスタレーションを制作し、同じモチーフで大型ボトルも特別にデザインしました。また、オルネッライアの750mlボトル用にもラベルをデザインし、6本入った各ケースにつき1本、特製ラベルが付いています。また、マグナム・ボトルでは、ラベルと木箱の天板に同じデザインを使っています。

ウィリアム・ケントリッジ

南アフリカの芸術家。絵画、映画、彫刻、アニメーション、パフォーマンスの各分野で国際的に高評価を受けており、作品では、政治的な出来事を冷静な視点でとらえ、詩的で強力に風刺が効いた比喩に変換しています。1970年代以降、前衛的演劇、および、20世紀初期に台頭した政治色の濃い芸術運動に影響を受け、そこから新しい分野を切り開き、傑出した作品を発表しており、比喩により世界を描写するモダニズムの流れを継承しています。アパルトヘイトが政権を執っていた時代にヨハネスブルグで育ち、同政権の崩壊を自身で目撃したケントリッジは、南アフリカの政治の形態と現実の社会から多大な影響を受けました。政治や社会がどんなに特殊な状況にあっても、やはり人間と世界は自由であるべきとのメッセージや比喩となる作品を発表しています。

作品の着想

ケントリッジは次のように絵を振り返っています。「オルネライアのラベルの絵は、基本的にワイン造りに関するもので、主にブドウを摘む収穫をモチーフにしました。ラベルに描いた剪定ばさみは、私がトスカーナで体験した収穫から着想を得ています。家族と一緒に、フィレンツェ郊外のサンカシャーノに6か月滞在しました。この体験で、ワイン造りでは人間の労働が極めて大切であると理解できました。とはいえ、最も強く印象に残っているのは、地元の農家の奥さんが用意してくれたランチを畑で食べた時の楽しい思い出です。人間の労働とテロワールが一つになって、ワインに深い風味が生まれるのです。手作業と機械によるプロセスの両方を組み合わせてワインを造ることは、人間を機械に、逆に、機械を人間に変えることを意味します。ラベルの絵は、私がシリーズ化している作品の一部で、人間の労働をモチーフにしています。絵は、トスカーナのフリーマーケットや骨董店で見つけた古いイタリアの現金出納帳のページの上に描きました」

特別ラベル

これまでのヴェンデミア・ダルティスタ同様、サラセーノは、100本のダブルマグナム(3リットル)、10本のアンペリアル(6リットル)、世界に1本しかないサルマナザール(9リットル)の大型ボトル用の作品を制作しました。 また、750mlの通常ボトルの特別ラベルもデザインし、オルネッライア2015の1ケースに1本、特別ラベルのボトルが入っています。また、創立30周年となるヴィンテージを記念して、マグナム・ボトルのラベルと特製の木箱の天板に同じデザインを使っています。ケントリッジの作品の中心にあるテーマは、ワイン造りでの労働であり、特に、収穫時の作業に焦点を当てています。ラベルは、収穫に従事する人間が、すぐ隣で機械と交わっている様子を描きました。サルマナザール・ボトルの作品では、アナモルフォーシスの技法(ゆがんだ画像の上に金属製の円筒を置くと、その曲面に正常な形が映り込むデザイン技法)を使い、同じ労働をテーマに描いています。歪んだ絵の上にサルマナザール・ボトルを置き、さらに、金属の筒を被せると、金属の曲面に剪定ばさみやコルク抜きが現れるトリック・アートです。